スマホで見ると崩れている。営業時間が古いまま。そろそろ作り直したいと思って制作会社に見積を頼んだら、思っていたより一桁多い金額が返ってきて、そのまま止まっている。小さなお店や個人で事業をされている方が、ホームページのリニューアルでつまずきやすいのは、たいていこの場面です。
高いのか、妥当なのか。判断できない理由は、相場を知らないことよりも費用が何で決まるのかが見えていないことにあります。この記事では、リニューアル費用が決まる仕組み、公開されている相場の目安、「作り直す」と「直す」の違い、削れる費用と削ってはいけない費用、見積の比べ方、そしてリニューアル後の維持費までを、順に整理します。数字は2026年10月時点で確認できたものだけを、出典つきで載せています。
リニューアル費用は5つの要素で決まる
ホームページの制作費は、突き詰めると「作業時間の積み上げ」です。同じ「リニューアル」でも、どの作業を誰がどれだけするかで金額が変わります。小さなお店のサイトで金額を大きく動かすのは、次の5つです。
| 要素 | 費用が上がる条件 | 費用を抑えられる条件 |
|---|---|---|
| ページ数 | ページが多い、ページごとに見た目を変える | 必要なページだけに絞る、同じ型を使い回す |
| 機能 | 予約・ネット販売・会員・多言語などを付ける | 電話・地図・SNSへの導線で足りる |
| 写真 | プロの撮影を頼む、撮影に出張してもらう | 手持ちの写真やスマホで撮った写真を使う |
| 原稿 | 取材して文章を書いてもらう | 自分で書いた原稿を渡す |
| 管理画面 | 自分で更新できる仕組みを広く作り込む | 更新する項目を絞る、更新を保守で頼む |
ページ数
いちばん分かりやすい要素です。トップページ、メニューや料金、店舗情報、アクセス、お問い合わせ。これだけで足りるお店は少なくありません。逆に、スタッフ紹介、ブログ、よくある質問、採用情報と増やしていくと、そのぶん設計・デザイン・組み込みの作業が増えます。
見積にページ単価が書かれている場合は追加1ページあたりの金額を必ず確認してください。最初に少なく作って、後から足すときの費用がここで分かります。
機能
お問い合わせフォーム、予約、ネット販売、会員ページ、英語ページ。機能は、付けるたびに「作る費用」と「動かし続ける費用」の両方がかかります。特に予約やネット販売は、外部のサービスと連携することが多く、月額の利用料が別に発生する場合があります。
電話・地図アプリ・LINEなどのSNSへのボタンで用が足りるなら、フォームすら不要なこともあります。フォームを付ける場合の考え方は問い合わせフォームで離脱を減らすにまとめています。
写真
写真は、サイトの印象を最も大きく左右する素材です。プロのカメラマンに撮影を頼むと、その日の撮影費に加えて、出張費や画像の加工費がかかることがあります。
一方で、料理・店内・外観の写真がすでに手元にあり、明るさと構図が整っていれば、それを使うことで費用は大きく下がります。古いサイトの写真がそのまま使えるかどうかも、見積の前に確かめておきたい点です。
原稿
見落とされがちですが、費用は文章を誰が書くかで大きく変わります。制作会社が取材して原稿を起こす場合、その時間がすべて見積に乗ります。店主が自分で書いた原稿を渡す場合は、その作業がなくなります。
うまく書けなくても構いません。お客様によく聞かれること、他の店との違い、来てほしいお客様。この3つを箇条書きで渡すだけでも、制作側の手間は大きく減ります。文章の組み立て方は読ませる文章と、行動させる文章はどう違うのかが参考になります。
管理画面
営業日、お知らせ、メニューの価格などを、店主が自分で書き換えられる仕組みです。便利な反面、作り込むほど費用は上がり、仕組みによっては公開後も更新作業(ソフトの更新や不具合対応)が続きます。
管理画面で触る項目を、本当に頻繁に変わるものだけに絞る。めったに変わらない部分は、保守の範囲で頼む。この切り分けで、作る費用も維持する費用も抑えられます。
見積に乗るその他の費用
上の5つのほかに、次のような費用が見積に入っていることがあります。
- デザイン:既存の型(テンプレート)を使うか、一から作るか
- 進行管理:打ち合わせ、スケジュール調整、確認のやり取り
- 移行作業:古いサイトの情報の移し替え、ドメインやメールの設定変更
- 公開前の確認:スマホ・パソコンでの表示確認、検索エンジン向けの基本設定
「一式」とまとめて書かれている場合は、これらが含まれているのかを尋ねてみてください。
公開されている相場の目安(2026年10月時点)
相場の数字は、出どころによって大きくぶれます。ここでは、公的機関が公開している目安と、当スタジオが公表価格を調べた範囲の目安だけを載せます。
公的機関が示している目安
中小企業基盤整備機構が運営する「J-Net21」の「Web制作代行業」のページ(2020年7月31日掲載)では、Webサイト構築の相場を、仕様やページ数、ネット販売の有無によって異なるとしたうえで、次のように紹介しています。
| 依頼先 | 相場の目安 |
|---|---|
| フリーランスによる簡易なサイト構築 | 15万円超 |
| 中小業者 | 30〜100万円 |
| 大手クラスの業者 | 100万円超 |
出典:中小企業基盤整備機構「J-Net21 Web制作代行業」(2020年7月31日掲載、2026年10月19日確認)
注意点が2つあります。ひとつは、これが新規の構築費の目安であって、リニューアルに限った数字ではないこと。もうひとつは、掲載から6年が経っていることです。ただ、構成とデザインを一新するリニューアルは、作業の中身が新規制作とほとんど変わらないため、目安としては同じ水準で考えてよいでしょう。
なお、リニューアルに限った費用を公的機関が調べた統計は、2026年10月時点で見つけられませんでした。インターネット上には「平均◯◯万円」という数字も多く出回っていますが、調査の対象や方法が分からないものは、この記事では採り上げていません。
価格を下げた制作の目安
一方で、型を決めて作業を絞ることで価格を下げた制作もあります。当スタジオが2026年9月29日に調べた範囲では、次のような価格帯でした(金額は税込。調べ方は表の下にまとめています)。
| 類型 | 初期費用 | 毎年かかる費用 | 5年間の総額の目安 |
|---|---|---|---|
| 格安の買い切り制作 | 2〜5万円 | 年2.4万〜2.6万円の例(月2,000〜2,200円の維持費) | 約15万円〜 |
| 月額制の制作サービス | 0円が中心 | 年4.2万〜12万円(月3,480〜10,063円) | 約21万〜60万円 |
調査の概要(当スタジオ調べ)
- 調査日:2026年9月29日
- 調べたもの:ホームページ制作サービス11サービスの料金です。公式ページで確認したものが7サービス、比較記事に載っていた公表価格によるものが4サービスです
- 集計の方法:金額はすべて税込です。月額は年額に換算し、初期費用がある場合は加えて比べました。「月額制の制作サービス」「格安の買い切り制作」「自作ツール」の3つの型に分け、それぞれの範囲(最小〜最大)を示しています
- 前提と限界:サービスごとに含まれる内容(ページ数、サーバー、ドメイン、更新、サポート)は異なります。公表されていない維持費は、仮定を置いて計算した参考値です。価格は改定されることがあり、調査日より後の変更は反映していません
格安の買い切り制作は、初期費用のほかに月々の維持費がかかる例で、維持費が別契約のものもあります。月額制の制作サービスは、初期費用を抑えるかわりに月額料金を払い続ける形で、公開後の更新は上位プランや更新代行で提供されることが中心です。
なぜここまで差が開くのか
数万円と100万円。同じ「ホームページ制作」でこれほど差があるのは、先ほどの5つの要素について誰がどこまで作業するかが違うからです。
価格の高い制作には、取材・撮影・原稿・独自のデザイン・何度もの打ち合わせまで含まれていることがあります。価格を下げた制作では、型を決めておき、原稿と写真はお客様に用意してもらい、ページ数も絞るのが一般的です。どちらが正しいということではありません。言えるのは中身が違うものを総額だけで比べても意味がないということです。
小さなお店の場合、規模の目安はおおむね次のどれかに当てはまります。
| 規模 | よくある構成 | 費用を左右する点 |
|---|---|---|
| 1ページ完結 | 店の紹介・メニュー・アクセス・連絡先を1ページに | 写真と原稿をどちらが用意するか |
| 5〜10ページ | メニュー、料金、店舗情報、アクセスなどを別ページに | ページ数と、管理画面で更新する項目 |
| 10ページ超・機能あり | 予約、ネット販売、ブログ、英語ページなど | 機能の数と、外部サービスとの連携 |
高い見積が返ってきたときは、自分のお店がどの規模に当てはまるのか、見積の中にどの作業が入っているのかを、まず照らし合わせてみてください。
「作り直す」と「直す」は別の工事
リニューアルと聞くと全部作り直すことを想像しがちですが、いまのサイトの一部を直すだけで済む場合もあります。家でいえば、建て替えとリフォームの違いです。
直すだけで済むことが多いケース
- 営業時間、メニュー、料金などの情報が古いだけ
- 写真を何枚か差し替えたい
- ページを1〜2枚足したい
- すでにスマホで見ても崩れない作りになっている
この場合は、いまのサイトを作った会社や、保守を頼んでいる会社に修正を依頼するほうが安く済みます。保守で頼める範囲はホームページ保守は何を頼めるのかで整理しています。
作り直したほうがよいことが多いケース
- スマホで見ると文字が小さく、拡大しないと読めない
- 管理画面に入れない、パスワードが分からない
- 作った会社と連絡が取れない、取りにくい
- 古い仕組みのまま更新が止まっていて、安全面が心配
- 小さな修正のたびに費用と日数がかかり、結局放置している
特に、スマホで崩れるサイトは、部分的な修正では直しきれないことが多く、結果として作り直したほうが安くつくことがあります。古い仕組みのまま放置されたサイトの危うさはワードプレスは危険?セキュリティの弱点と今日からの対策で扱っています。
直すつもりが、かえって高くつく場合
「全部作り直すのは高いから、少しずつ直していこう」という判断が、裏目に出ることもあります。古い仕組みで作られたサイトは、文字を1行直すだけでも、作業する人が仕組みを読み解くところから始めなければならず、そのたびに費用と日数がかかるからです。
目安になるのは、1年間に払っている修正費や保守費と、作り直しの費用との比較です。修正のたびに請求が来て、年間の合計が作り直しの見積に近づいているなら、直し続けるより作り直したほうが、数年で見て安くなる可能性があります。作り直した後は、管理画面で自分で変えられる範囲が広がり、修正の依頼そのものが減ることも期待できます。
反対に、いまのサイトがスマホでも崩れず、仕組みも新しく、不満が「情報が古い」ことだけなら、作り直す必要はありません。高い見積に悩む前に、まず直すだけで済まないかを確かめてみてください。
作り直すときに気をつけること
作り直すと、ページの住所(URL)が変わることがあります。検索から来ていたお客様の入口が消えないように古いURLから新しいURLへの転送を設定してもらえるかを確認してください。また、ドメイン(◯◯.com などの住所)はそのまま引き継ぐのが基本です。ドメインを変えると、名刺やチラシに載せたアドレスもすべて変わってしまいます。
ドメインでメールを使っている場合は、サーバーの移し替えでメールが止まらないかも、見積の段階で確認しておきたい点です。メールの扱いについては独自ドメインのメールをGmailのまま使う方法と導入手順が参考になります。
削れる費用と、削ってはいけない費用

見積を下げたいとき、何を削るかで結果は大きく変わります。削ってよいものと、削ると後で高くつくものを分けておきましょう。
削れる費用
- 使わない機能:予約やブログを付けても、運用しなければ費用だけが残ります。迷う機能は後から足す前提で外します
- ページ数:最初から全部を載せる必要はありません。必要なページだけで公開し、足りないと分かってから増やします
- 一からのデザイン:小さなお店では、整った型を使っても十分に伝わります。独自デザインは費用が大きく上がる部分です
- 原稿の代筆:自分で書いた原稿を渡せば、そのぶん作業が減ります
- 撮影:手元に使える写真があれば、撮影を見送れます
- 打ち合わせの回数:要望を最初にまとめて紙に書いて渡すと、やり取りが減ります
削ってはいけない費用
- スマホ対応:出先から電話をかけたり地図を開いたりするのはスマホです。ここを削ると、作り直す意味がなくなります
- ドメインを自分の名義で持つこと:制作会社の名義のままだと、解約するときに住所ごと失うおそれがあります
- 暗号化通信のSSL:アドレスが「https」で始まる状態です。外すとブラウザに警告が出ることがあります
- 基本情報の正確さ:営業時間、定休日、場所、電話番号。来店の直前に必ず見られる情報です
- 公開後の保守とバックアップ:止まったときに直せる人と、戻せるデータを確保しておく費用です
ドメインやSSLの期限切れで何が起きるかはSSL・ドメインの更新忘れで実際に起きることに、バックアップの考え方はバックアップは「取っただけ」では戻せないにまとめています。
削るべきは「使わないもの」と「後から足せるもの」。止まったときに困るものは、安さで選ばない。
費用を抑える進め方
同じ内容でも、進め方しだいで費用は下がります。見積を取る前に、次の順で準備しておくのがおすすめです。
- いまのサイトを棚卸しする:どのページが見られているか、要らないページはどれか。アクセス解析が入っていれば数字で、なければ「お客様に聞かれること」から考えます
- 載せる情報を決める:営業時間、定休日、場所、メニューや料金、連絡方法。お客様が来店前に確かめたいことが最優先です
- 原稿と写真を先に用意する:完璧でなくて構いません。素材がそろっているほど、見積は正確になり、作業も早く終わります
- 型を選ぶ:独自デザインにこだわらず、業種に合った型があるなら、それを土台にします
- 最小の構成で公開する:まず必要なページだけで公開し、反応を見ながら足していきます
- 名義と権限を確かめる:ドメイン、サーバー、メールの契約者が誰か。管理画面に入れるか。ここが不明なままだと、移行に余計な費用がかかります
いまのサイトの中身を使い回す
リニューアルだからといって、文章も写真もすべて新しくする必要はありません。いまのサイトに載っている店の紹介文、メニューの説明、外観や料理の写真のうち、内容が古くなっていないものは、そのまま新しいサイトに移せます。
見積を頼むときに「いまのサイトの文章と写真は、使えるものは使ってください」と伝えておくと、原稿の作成や撮影の費用を抑えられます。ただし、古いサイトの写真は画質が粗いことがあるので、スマホの大きな画面で見て見劣りしないかは確かめておきましょう。制作会社から借りていた写真素材を使っている場合は、新しいサイトでも使ってよいのかを確認しておくと安心です。
名義と権限は早めに確認する
6番は見落とされがちですが、重要です。ドメインの名義が制作会社のままになっていると、引き継ぎの手続きに時間と費用がかかることがあります。いま何にいくら払っているかを洗い出す方法は中小企業のホームページ維持費は月いくらが適正かで紹介しています。
見積の比べ方
見積を2〜3社から取ると、金額も書き方もばらばらで、比べにくいものです。比べやすくするコツは2つあります。
同じ条件で頼む
ページ数、必要な機能、原稿と写真をどちらが用意するか。この3点を紙1枚にまとめて、同じものを各社に渡します。条件をそろえないと、安い見積は作業が少ないだけ、ということが起こります。
内訳と「含まれないもの」で比べる
総額ではなく、次の項目を一つずつ照らし合わせます。
| 確認する項目 | 尋ねること |
|---|---|
| ページ数 | 何ページまで含まれるか。追加1ページあたりいくらか |
| 機能 | フォーム、予約、ブログなど、何が含まれているか |
| 原稿・写真 | どちらが用意するか。撮影や代筆は別料金か |
| 修正の回数 | 公開前の修正は何回まで含まれるか |
| 公開後の費用 | 保守、サーバー、ドメインは年いくらか。保守に何が含まれるか |
| 名義 | ドメインとサーバーは誰の名義で契約するか |
| 納期 | 原稿と写真がそろってから、何日で公開できるか |
| 解約したとき | サイトのデータと管理権限を渡してもらえるか |
特に「公開後の費用」は、制作費だけを見ていると見落とします。
総額は5年で比べる
制作費が安くても、月々の維持費が高ければ、数年で逆転します。比べるときは、制作費と維持費を合わせた5年間の総額で並べてみてください。
たとえば、仮に制作費30万円・維持費が月1万円なら、5年で90万円です。仮に制作費10万円・維持費が月5,000円なら、5年で40万円になります。月額制のサービスも、同じように5年分の支払いを足して比べると、ほかの選択肢と並べやすくなります。価格を下げた制作の5年間の総額の目安は、「価格を下げた制作の目安」の表に載せています。
「一式」の見積は内訳を尋ねる
「ホームページ制作一式」とだけ書かれた見積は、何が含まれているのか分かりません。失礼にはあたりませんので、内訳を出してもらうよう頼んでください。内訳を出してもらえない場合は、それ自体が判断材料になります。
高い見積が出たときの相談の仕方
見積が予算を大きく超えていても、そこで話を終わらせる必要はありません。次のように尋ねると、金額を下げる道が見えてくることがあります。
- 「この中で、外しても困らない作業はどれですか」
- 「原稿と写真をこちらで用意したら、いくら下がりますか」
- 「最初は必要なページだけで公開して、残りを後から足すことはできますか」
- 「予算は◯万円です。その範囲でできる構成を提案してもらえますか」
特に最後の質問は有効です。予算を先に伝えると、制作側はその範囲で何を優先するかを考えて提案できます。予算を伏せたまま見積を取ると、制作側は「想定される一通りの作業」を積み上げるしかなく、金額が膨らみやすくなります。
それでも折り合わない場合は、作業の範囲そのものが自分のお店に合っていない可能性があります。別の類型の制作先にも見積を頼んでみてください。
リニューアル後の維持費まで含めて考える
リニューアルで見落とされやすいのが、公開した後にかかる費用です。制作費を下げても、維持費が高いままでは、毎年の負担は変わりません。
維持費の中身は、主にドメイン、サーバー、保守の3つです。それぞれの金額の決まり方は、次のとおりです(2026年10月時点)。
| 項目 | 金額の目安と決まり方 |
|---|---|
| ドメイン | .com のドメインは年1,000〜2,000円程度。.jp など他の種類は、種類や管理会社で変わるので公式ページで確認 |
| サーバー | 契約するサーバーの種類と性能で変わる。構成によっては費用をかけずに運用できる場合もある |
| 保守 | 含まれる作業(修正の回数、トラブル時の対応、バックアップなど)で大きく変わる |
サーバーと保守は、含まれる内容によって金額の幅が大きく、一律の相場を示しにくい費用です。制作サービスに毎年払う金額の例としては、先ほどの「価格を下げた制作の目安」の表にある「毎年かかる費用」が参考になります。ただし、サービスごとに含まれる内容は異なります。
リニューアルは、この維持費を見直すよい機会でもあります。会社案内や店の紹介が中心のサイトであれば、サーバーの性能の大半を使っていないことが多く、構成によってはサーバー費用をかけずに運用することもできます。考え方はクラウドフレアとは?無料でできる範囲を中小企業向けに解説とレンタルサーバーの選び方と乗り換えの判断基準にまとめています。
保守については、金額よりも何が含まれているかで比べてください。月に何回まで修正を頼めるのか、トラブルのときに誰が動くのか。ここが曖昧なままだと、安い保守でも割高になります。
また、リニューアルで選ぶ仕組みによって、維持費の性質も変わります。管理画面を広く作り込んだサイトは、仕組み自体のソフトの更新や不具合への対応が公開後も続き、その作業が保守費に乗ります。更新する項目が少ないお店なら、管理画面で触る範囲を絞った構成にしておくほうが、毎年の負担は軽くなります。制作費の見積を比べるときは、「この作り方だと、公開後に毎年どんな作業が発生しますか」と一言添えて尋ねておくと安心です。
なお、リニューアル費用を経理でどう扱うか(一度に経費にするか、資産として数年に分けるか)は、内容や金額によって変わることがあります。個別の取り扱いは税理士にご確認ください。
まとめ
リニューアルの費用は、ページ数・機能・写真・原稿・管理画面の5つで決まります。公的機関が示す目安では、中小の業者で30〜100万円という水準ですが、型を決めて作業を絞った制作なら、数万円から作れる時代になっています。大切なのは総額で驚いて止まることではなく、見積の中身を分けて、自分のお店に必要な作業だけを選ぶことです。そして、作り直すか直すかを見極め、削ってはいけない費用は守り、維持費まで含めた5年の総額で比べることです。
当スタジオでは、10ページ以下の通常サイトを22,000円、1ページ完結のLP型を11,000円(いずれも税込・業種を問わず同じ価格)で作り直しており、追加ページは1ページ1,100円、維持費は年6,600円から(いずれも税込)です。料金の内訳は格安パッケージに、業種ごとの構成と見本、先着30社の無料キャンペーンの条件は業種別パッケージに載せていますので、お手元の見積と比べる材料にお使いください。



